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5分を活用するために2時間かける

砂時計

この記事は2014年10月23日に行ったセミナー「ガジェットひとつで、いつでもどこでも英語を勉強する方法」の内容に基づいています。

投資回収の観点から時間の使い方を考える

「5分を活用するために2時間かける」と言うと、「そんなバカな?」というご意見がありそうです。しかし、一笑に付す前に、活用したいその5分がどの程度の頻度で存在するかを考えてみましょう。

仮に、「活用できない5分」の時間が毎日1回存在しているとし、その5分を活用するために2時間かけて検討したとします。検討に要した時間は24日間で回収でき、25日め以降はプラスになります。1日2回以上存在しているのなら、検討に要した時間はもっと短い期間で回収できます。

企業においては、複数の従業員について、1日に何回も、活用できない5分間が存在することもあるでしょう。その場合には、検討に要した2時間は、非常に安い投資であると言えます。

5分の業務効率改善ではどうか

前述の議論では、いわゆる「すきま時間」で活用できていなかった5分間を考えました。そんな時間はあまりないよ、という方もおられるでしょう。では、これが「5分間の作業短縮」だとしたらいかがでしょうか。

事務職でも、定常的に行うルーチンワークが存在します。ルーチンワークは毎日のように、あるいは1日に何回も行う作業です。そうしたルーチンワークに要する時間を5分間短縮できるのであれば、多大な改善効果が期待できます。

記事「非製造業の業務改善にもIEの発想が有効」でご紹介したECRS〜排除(Eliminate)、結合(Combine)、交換(Rearrange)、簡素化(Simplify)〜を援用すると、業務改善の着眼点や施策を考えやすくなります。


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